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クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方

更新日:2018.09.28
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キャラクターの周囲や背景をキラキラ光らせたいけれど、どうやってエフェクトを作ればよいのか分からない。イラストの仕上げ方で悩まれている方も多いと思います。
そこで今回は、キラキラしたエフェクト素材の作り方をTwitterにまとめていらっしゃった、うるぽろさんのメイキングイラストから、キラキラ素材の作成の手順を学んでいきましょう!

※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。

①ベースとなる光の形を作ろう!

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順0

CLIP STUDIO PAINTを使用します。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順1

①Gペンや消しゴムを使用して、白色で好きな図形を描きます。分かりやすいように背景は黒などの明度が低い色にしておきましょう。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順2

②図形を描いたレイヤーの不透明度を下げます。作例では30%に設定しています。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順3

③図形を描いたレイヤーを複製したり、変形ツールを使用して、図形の形を変えつつ数を増やしていきます。レイヤー不透明度を更に下げたり、軟らかめ消しゴムを使って、図形毎に形や不透明度の差を出しています。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順4

④更に③の要領で図形を増やしていきます。図形レイヤーの透明ピクセルをロックし、図形に色を乗せていきます。消しゴムや色を混ぜながらぼかすと綺麗になります。

②「透明ピクセルをロック」をつかって光を足そう!

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_補足1

レイヤーパレットの図の赤丸のボタンです。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_補足2

左は「透明ピクセルをロック」をしないで文字の上から色を塗った場合、右は「透明ピクセルをロック」をして文字の上から色を塗った場合です。「透明ピクセルをロック」をしてある方は、文字が描かれていない透明部分がロックされているので、オレンジ色の塗りが文字の箇所のみに影響しています。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順5

⑤加算レイヤーを作成し、エアブラシの柔らかを使ってオレンジ色の図形を描いていきます。このレイヤーも、お好みに合わせて不透明度を調節しましょう。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_手順6

⑥全ての図形が描き終わりました。
--- ②の図形:レイヤー不透明度 30%
--- ③の図形:レイヤー不透明度 10%〜20%
--- ④の図形:レイヤー不透明度 80%
--- ⑤の図形:加算モードでレイヤー不透明度 40%
に設定してあります。お好みに合わせて調節しましょう。
また、作成した素材は、素材登録しておくと便利です。

③クリスタの「素材登録」の使い方

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_補足3

ツールバーの編集項目に素材登録があります。作ったイラストやエフェクト等をCLIP STUDIO PAINTの素材パレットに登録する機能です。素材登録の「画像」は選択しているレイヤーのみ、「テンプレート」はキャンバス内の全てのレイヤーを登録します。

クリスタでエフェクト。キラキラ背景素材の作り方_補足4

うるぽろさんは、②、③、④、⑤、②〜⑤をまとめたもの、を素材登録していらっしゃいます。別のイラストを描く際、登録してある素材を持ってきて、合成モードや不透明度を変更するだけで、キラキラしたエフェクトを追加できます。作例では合成モード:覆い焼き(発光)を使用されています。

まとめ

キャラクターイラストの仕上げ作業は、見栄えを良くするための大事な工程だと思います。キラキラした雰囲気で仕上げたいけど、エフェクトの作り方が分からない…。そんなときは、うるぽろさんのキラキラ素材のメイキングを参考にしてみるのがよいと思います。

最後に、うるぽろさんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストを投稿されてますので、ぜひご覧ください!

うるぽろさんのTwitterはこちら

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