デジタルのイラストとまた違う良さがあるアナログイラスト。
アナログの中でも、アクリルや水彩など数あるなかでコピックはまた違う魅力があります。
色が360種類近くもあり、色の混ざりもしやすく乾きやすいので、アナログでイラストを描いてみたい人は一番始めに試してみたいものだと思います。
でも、買うならただ塗るだけじゃない、魅力的な塗り方もできたらいいと思いますよね。
そこでこの記事では隠れみのさんの解説から「コピックを使ったいろいろな塗り方」を学んでいきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
グラデーションを使った塗り方

塗り方に入る前にコピックを手に入れましょう。
コピックは1本1本の値段を考えると手が出しにくく感じますが、最初は「自分が好きな色数本+三原色」くらいを揃えて始めてみると良いと思います。
お気に入りの色を見つけることでモチベーションアップに繋がりやすくなります。
ちなみに人などキャラクターを描きたいなら肌色と一緒にピンク味のある色を買うと便利です。
文房具店で買うとお試しに色が塗れる紙が置いてあったりするので、いいなと思ったけどそれに近い色もあってどっちにしようか迷う人は試しに塗って選ぶのもありだと思います。
では、コピックを揃えたら早速塗ってみましょう。
はじめは基本的なグラデーションのある色ぬりがオススメです。ただ一色で塗るより雰囲気が出て、魅力的になります。
同系統の二色によるグラデーションならシンプルに。まったく系統の違う二色によるグラデーションもオススメです。
色によって濁りが出てしまいますが、キラキラしている雰囲気に変わります。
コピックで影を塗る!

次はコピックで塗る影を2パターンご紹介します。
1つ目は、地の色の同系統の色を重ねたパターン。アニメ塗りに近く明るい雰囲気になります。全体的にはっきりしている印象に見えますね。
2つ目は、紫や水色などの地の補色となる色を重ねたパターン。全体的にポップな印象になります。やや彩度にバラつきが出る可能性がありますが、雰囲気があるイラストを描きたい場合にオススメです。
コピックで塗る魅力的な光と影の塗り方

ここでは、コピックで塗る光と影の塗り方を2パターンご紹介します。
1つ目は、白で思いっきり光を抜いて光と影を強く出すパターン。影の中にも、やや光を落としてみたりもすると立体感が出て良くなります。
光源の光が強いイラストを描くときにピッタリな塗り方ですね。
2つ目は、逆に全体に薄い影を落とすパターン。これはデジタルでいう乗算をイメージしていただければわかりやすいと思います。全体に薄い影を落としたら、下からもしくは、上から明るめの色をグラデーションにしてかけると淡く優しい光の表現ができると思います。
淡い色がイラストの全体に優しく温かい雰囲気を醸し出します。
画材を組み合わせて塗る塗り方

コピックだけではなく他の画材を組み合わせて塗るのも楽しいと思います。
上の左のイラストのように「コピック+ポスターカラー」、右のイラストのように「コピック+色鉛筆」。
他にも使う紙や主線を変えたり、デジタルとも組み合わせて全部塗ったイラストをスキャナで取り込んでphotoshopで加工してみたりなど、自分でやって一番楽しいやり方でやってみましょう。
まとめ
今回紹介した他にもいろいろな塗り方があると思います。まずは、ゼロから出発せず今回紹介したいろいろな塗り方をやってみていいなと思った塗り方を真似てみるのが自分に合う一番楽しいやり方の近道だと思います。
最後に隠れみのさんのtwitter IDとPixivのURLをご紹介します。アナログやデジタルなどを使った素敵なイラストなどがたくさん載っていますので、この記事で興味を持った方はぜひご覧ください。
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