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アナログのタッチで描ける鉛筆風ブラシ!手描きの質感をデジタルで。

更新日:2020.03.25
クリスタ鉛筆風ブラシアイキャッチ

デジタルのペイントソフトで鉛筆で描いたような手描きの印象を出したいのだけれど、何かオススメのブラシはないだろうか?ペイントソフトには様々なプリセットのブラシが入っていますが、有志のユーザーの方が描き味を調整したカスタムブラシを使用することで、さらに奥深いタッチの表現が可能となります。
そこで今回は、CLIP STUDIO ASSETSで公開されている、人気の高い「鉛筆の描き味が再現できるブラシ」を見てみましょう。

CLIP STUDIO PAINT用 鉛筆風カスタムブラシ

アニメーター専用リアル風鉛筆

「アニメーター専用リアル風鉛筆」は、アニメーターのお仕事をしていらっしゃる方が作成したブラシです。鮮明な鉛筆風の線がスムーズに描けるので、絵の輪郭線や線画を描くのにオススメです。
ブラシの作成者の方は線画を描く際にRGB80程度の黒色を使用しており、一般的なブラシサイズより少し太めにして使うとよいとのことです。

アニメーター専用リアル風鉛筆を使用していらっしゃる方も多く、アマチュアの方からプロの方まで幅広い層に好まれているブラシです。
ペンツールのGペンやミリペンを使った線はムラがなくて綺麗ですが、デジタルで描いた印象が強くなってしまいます。鉛筆のアナログのような質感を表現したい場合には、ぜひ使いたいブラシです。

アニメ作業用にマイナーチェンジして作られた鉛筆風ブラシとのことで、着彩の工程をアニメ塗りで仕上げると、アニメーション作品の一画面のようなイラストが描けると思います。

Perfect Pencil

「Perfect Pencil」は、ペンの傾きや筆圧を活用した鉛筆風ブラシで、線・陰影・ハッチングなどの幅広い用途で使うことができます。HBの鉛筆の描き味に似ており、リアルなスケッチやドローイングにオススメとのことです。

ペンを立てると細く鮮明な線が引け、ペンを傾けると鉛筆を寝かせて描いたような線を引くことができます。アナログ鉛筆と同じような使い方ができるので、陰影やハッチングをかけた鉛筆画やデッサン用の絵と相性が良いです。
※ブラシの傾き機能を使用するためには、ApplePencilが使えるiPadProや、傾き・筆圧感知をサポートしているワコムのタブレットが必要です。

鉛筆R

「鉛筆R」はClipStudio公式が投稿している鉛筆素材で、イラストレーターのredjuiceさんが作成しています。下書きや線画用のブラシとしてオススメで、手描きの印象を表現することができます。

アナログ風の描き味が心地よい鉛筆Rは、多くのユーザーの方がブラシをダウンロードして使っています。
クリスタのプリセットブラシ・カスタムブラシは、パラメーターを自由に変更することが可能です。ブラシの扱いに慣れていらっしゃる方は、設定値を調整することで、さらに描き味を追求することができます。

カスタムブラシのタッチを比べる

カスタムブラシのタッチの比較

クリスタのプリセットブラシのリアル鉛筆と、アニメーター専用リアル風鉛筆、Perfect Pencil、鉛筆Rのタッチを比較しています。一番右側は、ペンを寝かせて描いています。
デフォルトで入っているリアル鉛筆はパサパサした感じが強い描き味で、アニメーター専用リアル風鉛筆は芯先が細い鉛筆で描いたような鮮明でシャープな印象です。Perfect Pencilでペンを寝かせて描くと、鉛筆の腹で描いているかのような柔らかい陰影をつけることができます。鉛筆Rはさっぱりとした綺麗なタッチで、陰影表現にも使えそうです。

一概に鉛筆風ブラシと言ってもタッチや描き味は様々なので、用途や描きやすさなども考えて、色々なブラシを試してみましょう。

まとめ

クリスタで使える鉛筆風カスタムブラシのご紹介でした。プリセットのブラシでは物足りない…。鉛筆で描いたようなタッチのブラシが欲しい…。新しい鉛筆風のカスタムブラシをお探しの方は、ご紹介した鉛筆ブラシをダウンロードしてみてください。
「アニメーター専用リアル風鉛筆」 ダウンロード画面
「Perfect Pencil」 ダウンロード画面
「鉛筆R」 ダウンロード画面

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